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宅地について 4

宅地に家が建てられた状態で分譲されているケースがあります。

この場合の宅地には、
古くからある大きな敷地を整地していくつかの区画に分けたものや、
農耕地などを新たに宅地に造成して分筆したものなどがあります。

古くからある敷地では、
 その昔そこが農耕地であったとしても宅地にして以降の
 長い年月の間に少なくても沈下はおさまり、
 まわりの状況からも敷地の安定度を判断することが出来るでしょうが、
新たに造成された宅地では
 これまでに述べたように沈下も含めて
 いろんな点を考慮しなくてはなりません。

しかし
敷地にはすでに家が建ち、駐車場が設けられ、
家のまわりには植栽や砂利が施されていて、
地面を見て何かを知ろうとしても、
土圧などの試験を行うことも難しい状況になっています。

また分譲業者から、農耕地を造成した宅地であることや地盤改良したことを
説明されても専門知識がなくては理解できませんし、不安が残ってしまいます。

そんな場合には、造成について次のような点を確認して文章にしてもらい、
あらためて専門の技術者に相談してはどうでしょう。
文章にして残しておくことで、あとで役に立つことがあるかもしれません。

もし業者が、これら造成についての説明や質疑の回答を拒むような場合には、
たとえその宅地が気にいった物件であっても、信頼できるかどうか再考すべきでしょう。

●確認しておきたい点
  ・造成前はどのような用途の土地であったか
  ・土質と地耐力について
  ・切り土と盛り土の状況
  ・盛り土の土質と深さ
  ・造成工事後の経過年数
  ・造成後の検査済証の有無
  ・沈下の状況と沈下量実測の有無
  ・擁壁がある場合、擁壁付近の埋め戻しの土質
  ・地盤改良の方法など

分譲地の中には、人気が高く抽選によらなくては購入できないものもありますが、
選定にあたってはただ単に人気があるという事だけではなく、
何故に人気があるのかしっかりと把握し、できる限りその宅地について
理解・検討した上で選びたいものです。

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