« 宅地について 4 | トップページ | 宅地について 2 »

宅地について 3

造成された宅地について、専門の技術者でなくても調べられることがあります。

たとえば宅地のまわりの状況を見ることで、
宅地に造成された場所の元の姿をおおよそ知ることが出来ます。

まず宅地のまわりを見まわしてみましょう。

●宅地の周りは平坦地か傾斜地か。
  平坦地ならば造成の際の切り土・盛り土の規模は小さく、
  傾斜地ならば大きな規模の工事が行われているかもしれません。

●宅地のある地名に谷・沼・田・畑などの文字が使われていないか。
  地名にこれらの文字が使われていれば、
  現在その痕跡がなくても過去には文字が示すような地形であったと考えられます。

●宅地の周りに川や沼・湿地がないか、また水はけは良いか、
 過去に水害を受けていないか、近くに井戸があればその水位はどうか、
  これらの事を知ることで、その地域の水に対しての安全性やあるいは
  水害による危険性を考慮するきっかけになります。

●宅地のまわりで自生している植物の種類が、ある一線を境に異なっていないか、
 もしあれば土質の違いによる不等沈下が起きていないか、
 あるいは周辺に断層はないか、
 不等沈下や断層によるものとして次のような点にも注意してみましょう。

  ・宅地の周辺にある建物や塀の基礎・外壁にひび割れはないか、
  ・建物が変形したり軒先がゆがんでいたりしていないか、
  ・敷地が沈下したり、近くの道路に凹凸の箇所はないか、
  ・道路の排水溝に水が溜まっている箇所はないか、

たとえ土質に専門的な知識がなくても、
これらのことを観察することでいろいろな事を予想したり知ることが出来たりします。

そのうえで、周辺に古くからある商店の人や役場などを尋ねてみると良でしょう。
地元の人しか知らないその土地の状況や過去の災害など、
地域のいろんな情報を知ることが出来るかもしれません。

また、その地域にある建設会社や工務店、土木会社が、過去に行った工事で、
その土地に関する土質や地耐力などの情報を得ている場合があります。
場合によっては役場で紹介してくれるかもしれません。

宅地は決して安価なものではありませんから、
販売業者にせきたてられるように購入するのは考えものです。

また、見晴らしが良いから、幹線道路に近いからなど、
地盤の性質と直接関係しないことを優先して購入を決めるのも良いこととは思えません。

前にも記しましたが、
宅地は、家はもとより、そこに住む人の生命をも託すのですから、
なによりも先ず第一に、
それがどのような地盤であるのか理解する事を最優先したいものです。

宅地について 4」へつづく

|

« 宅地について 4 | トップページ | 宅地について 2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 宅地について 4 | トップページ | 宅地について 2 »