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ドアと引戸

 家の中に設けられている扉は、和室の襖・障子の他は大半がドアだと思います。床の仕上げをフローリングとし 部屋を「洋室」にして ドアを設けるようになったかと思いますが、しかし一般的に、西洋の家の部屋の大きさや 靴のまま家に入り込む生活習慣には、ドアは適しているかもしれませんが、日本の住宅事情の中で洋室にドアを設けるには、少々無理が生じる場合があります。

 4.5帖や6帖の広さの洋室に設けたドアを部屋内に開くと、部屋の広さに比べてドアの軌跡が大きく感じられてしまいます。部屋に家具を置く場合には、ドアが邪魔になることもあります。また、部屋をより広く使うために ドアを廊下側に開きたいところですが、そうすると ドアを開けた際に廊下を歩く人にあったてしまう場合があります。それでもドアを廊下の側に開いて使おうとすると、例えばドアを全開にして物を出し入れしようとする時に少々無理が生じます。

 一般的に廊下の壁芯間の寸法が「910ミリ」のとき、壁の厚さ分だけ差引くと、廊下の有効幅は約「780ミリ」となります。ドアを全開にしてドアのノブを廊下の壁につけてしまうと、もう片方のノブが廊下に突出して、廊下の有効幅をさらに狭めてしまい、廊下の有効幅は約「600ミリ」程になってしまいます。「600ミリ」はやはり狭いです。そう考えると、部屋の大きさによっては、引戸を設けた方が使い勝手が良いように思います。

 日本の家屋の間取りは、襖によって仕切られていて、襖を取りはずすことで部屋の大きさを用途に応じて変えることができます。例えば、子供部屋を二部屋設ける場合には、間を引戸で間仕切っておけば、引戸の開閉によって 二部屋を使い分けが出来ると思いますし、どちらか一 部屋空いた時には 引戸をはずして大きな一部屋として使うことも出来ます。

 また玄関の扉についても、スペースがあれば引戸とした方が使い勝手が良いと思いますが、防犯上 外からの施錠が難しい場合には 内側からの施錠とし、ユーティリティーや勝手口にドアを設けて、外から施錠する事が考えられます。もし、ドアの使い勝手で何か感じることがあれば、その都度 引戸であったら果してどうか、イメージしてみてはどうでしょう。

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